MBPインタビュー #3 住谷美帆さん

第3回目のMBPインタビューは、第9回国際サクソフォンコンクールSAXGO18をはじめ数々のコンクールで優勝し、国内有数のオーケストラとの共演でも話題の若手サクソフォン奏者・住谷美帆(すみや・みほ)さんです。

活躍の場が広がるにつれて飛行機での移動が増えていったことがきっかけで、MBのダブルケースをお使いいただくようになったそうです。今このケース(MBSSAS)は国内外のサクソフォン奏者から注目を浴びていますが、住谷さんがその魅力を解説してくださいました!

※MBPとは:Marcus Bonna Playerの略。MBケースをお使いの皆様をそう呼ばせていただいております。

― パープルとブラックの2色使いのケース、カッコ良くて住谷さんにとてもお似合いですね!この2色の組み合わせを特注でオーダーされたのですか?

住谷 これは私が特注でオーダーしたのではないのですが、お世話になっている楽器店が2色カラーのダブルケースを数種類入荷していてくれて、その中からパープルxブラックを選びました。自分で特注オーダーをすれば表面と側面とで好きなように色を変えられたりして、個性が出て良いですよね!ケースが人とかぶると大変なので・・・

― そうでしたか!人と全く同じ見た目のケースを持っていて困った経験がおありですか?

住谷 はい。大学生のときは何人かが同じケースを使っていて、ぱっと見てどれが誰のものか分からないときがありました。リボンを付けてみたりして工夫していましたけどね。ですので、ケースの色にたくさんのバリエーションがあるのはとても良いと思います。

― そうですね!ところでこのケースを購入されたのは最近ですか?

住谷 確か大学4年の春頃購入して、もう1年以上は使っていると思います。

― どんなきっかけでこのMBケースを購入されましたか?

住谷 きっかけは飛行機に乗る機会が増えたことでしょうか。以前使っていたダブルケースが機内に持ち込めない大きさだったので、機内に持ち込めるケース※を探していました。あとはなるべく重くなく、リュックの様に背負えるケースが欲しかったので、その両方を満たしているMBケースを購入しました。ソプラノとアルトの両方を持ち運ぶとなると、両肩で背負えないと重くて移動に苦労してしまうので
※ 航空会社によって異なる場合がございますのでご注意ください。

― 活躍の場がどんどん広がっていって、ケースに求める機能性も変わってきたのですね。演奏で本領発揮することを第一に考えて、その他のストレスを減らす工夫をすることはとても重要だと思います。マーカス・ボナ氏の創業時の信念である「愛する楽器を余計な悩みを持つことなくもっと多くの人に楽しんでもらいたい!」という想いが、MBケースのデザインや構造には大きく反映されています。

― 他にもMBケースの良いところはありますか?

住谷 色々ありますよ!まずは、持ち手が短いこと。そして2つの持ち手をハンドルカバーでひとつにまとめられるところです(①)!

― それはどんなメリットがあるのですか?

住谷 これは「あるある」だと思うのですが、長い2つの持ち手がブラブラしていると、練習室から出るときとか、ドアノブに引っかかってしまうんですよね(笑)

― 言われてみると確かに私も経験があります(笑)

住谷 あとはケースを縦にしたとき上部にも持ち手があるのが良いです(②)。片手でちょっとした移動を簡単にできるので便利です。電車移動の時にもよく使います。

― ここの持ち手は有ると当たり前に使いますが、無いと少しだけケースを動かしたい時にもいちいち向きを変えて持ち変えないといけなくて、結構ストレスになりますよね。

住谷 あとは縦に置いても横に置いても底鋲があるので雨の日にもケースが汚れる心配が少ないのも良いです(③)。

― ケースを縦に置いてもちゃんと自立しますしね。持ち手も底鋲も、MBケースでは当たり前に有るものなのですが、確かに無いととっても不便ですね。

住谷 それから、この譜面バッグの中には楽譜や小物などが結構たくさん入るんです。

― 住谷さんの譜面バッグには何が入っているのでしょう?

住谷 リード複数枚、ストラップ、iPad Pro(譜面用)、チューナーメトロノームです!

― リードをこのように持ち運ばれているのですね。

住谷 そうです。あとこの譜面バッグがジッパーで取り外せるのも便利です。このケースを使っている知人が譜面バッグに物を入れすぎてバッグが膨らんでしまい、飛行機に乗るときサイズオーバーとなってしまったのですが、この譜面バッグを取り外してスーツケースに入れるとOKが出て無事楽器を機内に持ち込めたそうです!

― そんな事例もあるのですね!それではここでケースの中をお見せいただけますか?

住谷 はい、どうぞ。ケースの中にも小物をたくさん収納できるのが良いです。スワブ、コルク、クリーニングペーパー、マウスピースパッチなどを入れています。こういった小物はサックスを吹くのに必要最低限のものなのですが、これらがケースには入らない場合が多くて、別のバッグに入れている人もいます。ケースの中にまとめられると楽ですね
それとマウスピースとネックが入るポーチが付いているのも素敵ですね!

― MBケースは空間をうまく活用していますよね。

住谷 そうですよね。それでも楽器を置くスペースは全然窮屈じゃないのが良いです。

― ケースご購入後に緩衝材の位置を変えられましたか?

住谷 ほとんど変えていないと思いますが・・・でもソプラノのベル部分の緩衝材(④)だけ少し楽器に合わせて動かしたと思います。

― 緩衝材を楽器に合わせて微調整できるのは良いですよね。
― クッション(⑤)をここに置いているのですね。

住谷 そうです。ここにクッションを置くことで、収納したときに楽器が安定します。
― 住谷さんのように緩衝材やクッションの位置を工夫したりして、みずから楽器を意識的に守るという心がけは大切ですね。収納時に管体やキイに無理な力が加わっていないか、楽器がきちんと固定されているかなどを注意深く確認することも必要です。
― ケース底のボタンのところ(⑥)にアルトサックスのネックを収納できるようになっているのですが、ここは使われていないようですね?

住谷 ここは使っていないです。アルトのマウスピースとネックは時間短縮のためにいつも付けたままでベルの中に入れています。あと今日は無いのですが、いつもはソプラノのベルの中には楽器スタンドを入れています。

― そうなのですね。楽器が傷つかないようフワフワした素材の布できちんと包んでいますね。

住谷 巾着袋に入れている人もいますよ。

― 今日はMBケースの良い部分をたくさん挙げていただき、ありがとうございました!

住谷 魅力的なケースなので、私のまわりでMBに買い換える人も増えていますし、これからさらに増えていくのではないでしょうか!

取材日:2019年3月13日
イチオシポイント

・ケースのカラーで個性が出せる。
・飛行機持込可能。
(航空会社によって異なる場合がございます。)
・リュックのように背負える。
・持ち手が短く、ハンドルで一つにまとめられる。
・ケースを縦にしたとき上部にも持ち手がある。
・底鋲がある。
・ケース内や譜面バッグには小物もたくさん入る。
・譜面バッグはジッパーで取り外し可能。
・ソプラノのマウスピースとネックが入るポーチが付いている。

注意していること

・可動式緩衝材やクッションの配置を楽器に合わせて工夫する。
・マウスピース、ネック、楽器スタンドなどをベルの中に入れて収納する場合は、楽器を傷つけないようにクロスなどで包む。

商品情報

住谷さんご愛用のケース

アルトサックス&ソプラノサックスケース MBSSAS ダブルケース
※MBケースのカラーバリエーションは全33種。詳しくはMBカタログをご覧ください。

<ストラップが古くなっている方へ>

ストラップ単品の買い替えも可能です。
バックパックストラップ
ショルダーストラップ

MB(Marcus Bonna)

MB(Marcus Bonna)は軽くコンパクトで斬新なデザインが人気のハンドメイド管楽器用ケースブランドです。世界中の奏者に愛用されているMB社は管楽器ケースのトップブランドとしての地位を確立しています。

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