MBPインタビュー #2 倉持幸朋さん

第2回目のMBPインタビューは、広島交響楽団ホルン奏者・倉持幸朋(くらもち・ゆきとも)さんです。

「ホルンケースと言えばマーカス・ボナ」と言われるくらいホルン奏者のMBP率は高めですが、広島交響楽団ホルンセクションのみなさんも全員MBPだそうです!楽器をしっかりと守ってくれるMBケースですが、その使い方を間違ってしまうと、大切なホルンを傷つけてしまう恐れもあります。そこで倉持さんにはホルンの収納方法について詳しく解説いただきました。MBPになりたての方や、これから購入を検討される方は是非参考にしてください。そしてベテランMBPのみなさんもこの機会に、ご自身のホルンが正しく収納されているかを是非チェックしてみてください。

※MBPとは:Marcus Bonna Playerの略。MBケースをご愛用の皆様をそう呼ばせていただいております。

― ケースの品番は MB5stC ですね。このケースはいつ頃購入されましたか?

倉持 はっきり覚えておりませんが、7、8年前ぐらいだったと思います。買ってからほぼ毎日このケースを使っていますが今も全く問題なく使えているので、もちはよいと思います。

― 使用頻度が高くても、これだけ長持ちするのですね!
― 早速ですが、倉持さんがケースを選ばれるときに注目したポイントはどんなところでしょう?

倉持 まずは楽器をしっかり守ってくれる頑丈さで MB を選びました。そしてこれだけ頑丈でありながら、持ってみると軽いというところもポイントだと思います。

― 頑丈さと軽さを兼ね備えているのがMBのスゴイところですよね。

倉持 あとは持ち運びのしやすさコンパクトであることもポイントです。飛行機にも持ち込めるので助かっています。※
※航空会社によって異なる場合がございますのでご注意ください。

― MBのホルンケースはいくつか種類がありますが、この品番(MB5stC)を選ばれたのはどうしてですか?

倉持 実は私は15年くらい前からずっとMBケースを使っていて、過去にはMB1やMB7を持っていたこともあるんですが、その中でもMB5stCは特に見た目がCoolです!いかにもホルン(楽器)というビジュアルではなく、一見カバンのような形なのが気に入っています。

― このデザインを気に入って MB5 シリーズを選ばれる方も多いと思います!
― 良く見るとストラップは MB の純正のものではないですね?

倉持 MB のストラップも悪くはありませんが、私は肩の負担を軽減してくれるストレッチ性のあるものに交換しました。

― MB のストラップは過去にフック式やクリップ式だった時代がありますが、今はベルト式で、堅牢性もかなり向上しています。肩にも心地よくフィットして、「楽器が軽くなった気がする」と評判なんです。このストラップは単品販売もしていますので、長く MB ケースをお使いいただいていてストラップを使い古している場合や、昔の仕様のものをお持ちの方などには買い換えもオススメしています。倉持さんもまた次回買い換える機会がありましたら是非どうぞ。

倉持 はい、検討してみます!

倉持 ケース内の構造も気に入っています。楽器以外にもミュート、譜面台、小物などが収納できるところが良いです。

― MB のストレートミュート(MBMHR)(①)をお使いいただいているのですね!

倉持 はい。MB のミュートは使い勝手がとても良いですよ。曲中でミュートを使うシーンは、ただ音量を小さくするだけではなく、その時々で様々な音色を求められますよね。MB のミュートはやわらかくあたたかな音色も出せますし、強く吹きこめば鋭い音色も出せて、良い意味で中庸的なミュートだと思います。

― これからも是非 MB のミュートをご活用いただければと思います!
― 譜面台収納用ベルトの下部(②)にはメトロノームを入れているのですね。

倉持  はい。私は譜面台を持ち運ぶことがあまりないので普段はメトロノームを入れています。収納する物の形に合わせてしっかりとベルトを締めるようにしています。

― ベルトが少しでも緩んでいると収納している物が動いてホルンを傷つけてしまう恐れもあるので要注意ですね。

倉持 ホルン本体を押さえるベルトも楽器がグラつかないようにきっちり締めるようにしています

― 「ベルトをしっかり締める」といったことは当たり前のことですが、みずから楽器を守るということを意識的に心がけることは大切です。日頃から楽器を大切に扱う意識や習慣を持つことはもちろんですが、収納時に管体やベルに無理な力が加わっていないか、楽器がきちんと固定されているかなどを注意深く確認することも必要です。

倉持 あとは、ベルを入れたクッションの下端をケース内部の淵にピッタリ揃えるようにしています。これがずれると、楽器収納部分の高さが変わってしまってケースを閉じたときにより強い力がかかり、ベルや本体が凹む原因になります。

― ここも収納時の大切なポイントですね!ベル入れのクッションの淵をケース内部の淵に沿わせて差し込むように置かないと、ケースの蓋もきちんと閉まらない場合があります。

― 蓋側に取り付けられている可動式クッションは、購入後に場所を動かしていますか?

倉持 私はこのクッションは購入時から動かしていないと思います。たまたまこの場所で特に問題なかったので。

― そうでしたか。このクッションを不適切な場所に配置してしまうと無理な力が加わって楽器を傷つける恐れがあるので、楽器に合った場所に取り付けることが大切ですね。
(上蓋を閉じたときに上蓋が自然に浮き上がってしまう時は、クッションの置き場所が悪い場合があります。)

― 収納時の大事なポイントをたくさん挙げてくださりありがとうございました。そういえば、広響のみなさんは全員 MBP だと伺いました!

倉持 そうですよ!みんな MB ケースを使っています。やっぱり「大切な楽器を長年守ってくれる」ことを考えると、MB ケースは決して高い買い物ではないのだと思います。

取材日:2019年4月23日
イチオシポイント

・もちが良い。7~8 年使っている。
・頑丈さと軽さを兼ね備えている。
・持ち運びがしやすく、コンパクト。飛行機にも持ち込める。
・デザインが普通のカバンみたいにスタイリッシュ!
・楽器以外にもミュート、譜面台、小物などが収納できる
・実は MB のミュートもイイ!

注意していること

・蓋側にミュート、譜面台、小物を収納する場合は、収納する物の形に合わせてベルトをしっかりと締める。
・ホルン本体を固定するベルトはしっかりと締める。
・ベルを入れたクッションの下端をケース内部の淵にピッタリ揃える。

商品情報

倉持さんご愛用のケース・ミュート

ホルンケース MB5stC (コンパクト) ベルカットモデル用
※MBケースのカラーバリエーションは全33種。詳しくはMBカタログをご覧ください。
ホルン用ストレートミュート MBMHR

<ストラップが古くなっている方へ>

ストラップ単品の買い替えも可能です。


MB(Marcus Bonna)

MB(Marcus Bonna)は軽くコンパクトで斬新なデザインが人気のハンドメイド管楽器用ケースブランドです。世界中の奏者に愛用されているMB社は管楽器ケースのトップブランドとしての地位を確立しています。

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